

天気もいいし小樽にでも行ってみるかとの突然の提案で、札幌駅から快速に乗る。この路線に乗るのは何年ぶりだろう。銭函あたりから海が見え始めた。海水浴に来た遠い昔が思い出される。小樽築港駅で下車。すっかり替わった駅舎に驚く。もう10年は経っているという。嘗てニシン漁で栄えた小樽は歴史的建造物が各所に残っている。タクシーの運転手さんに観光地でなく人が暮らしている古い家を教えてもらう。はがれた黒いうろこの様な壁、割られたガラス、一瞬廃屋かと思ったが、ステンレスの煙突とテレビのアンテナが現役であることを物語っている。